ヨーロッパでは盛んな飲泉について
飲める温泉のお湯とは?
飲める温泉の温泉水を利用して飲むことが多く、ヨーロッパでは多くの方が温泉を、飲む飲泉という行為を行っている。
温泉には飲めるものと飲めないものがあり、厳格に環境省の基準で決められています。温泉水を利用すると温泉の成分によっては体に対して良い影響を与えることがわかっているので、上手に飲泉しましょう。
飲める温泉と飲めない温泉の違いは?
環境省の基準では以下のようになっています
第二 飲用利用基準
1 基準の適用対象となる温泉水の成分の種類
ひ素、銅、ふつ素、鉛 水銀、遊離炭酸
2 飲用許容量
湯治のため温泉を飲用に供しようとする場合においての飲用量は、次に掲げる量を超えないこと。
(1) 大人(一六歳以上の者)
- ア ひ素を含有する温泉水(1日につき)
飲用の総量 (0.3/A×1000)ml
成分の総摂取量 0.3mg- イ 銅を含有する温泉水(1日につき)
飲用の総量 (2.0/A×1000)ml
成分の総摂取量 2mg- ウ ふつ素を含有する温泉水(1日につき)
飲用の総量 (1.6/A×1000)ml
成分の総摂取量 1.6mg- エ 鉛を含有する温泉水(1日につき)
飲用の総量 (0.2/A×1000)ml
成分の総摂取量 0.2mg- オ 水銀を含有する温泉水(1日につき)
飲用の総量 (0.002/A×1000)ml
成分の総摂取量 0.002mg- カ 遊離炭酸を含有する温泉水(単純炭酸泉、含炭酸重曹泉等)
成分の総摂取量 1000mg(1回につき)
- ※ Aは当該温泉の1kg中に含まれる成分の重量(mg単位)の数値
(2) 小人(一五歳以下の者)
- 一五歳から八歳まで
- 大人を一とした場合の二分の一量
- 七歳から五歳まで
- 大人を一とした場合の三分の一量
- 四歳から三歳まで
- 大人を一とした場合の六分の一量
- 二歳以下
- 大人を一とした場合の一〇分の一量
3 施設の管理等
(1) 衛生管理
飲用に供する温泉水が周辺環境から汚染されないよう源泉及び附帯施設の衛生管理を十分行うこと。
(2) 飲用場所の限定
飲用に供する湯栓等は限定し、その場所を明確に表示すること。
(3) 飲用許容量等の明示
飲用場所に飲用許容量その他必要となる飲用上の注意を掲示すること。とくに、炭酸ガスを含有する温泉については、大量の炭酸の飲用吸収による鉱泉酩酊について十分な注意を促すこと。
また、掲示にあたつては、例えば「この容器で一回につき三杯まで」等飲用者に分り易い方法も併せて示すこと。
というように厳格な基準で決められているのでどこの温泉でも飲めるわけではなく逆に飲んでしまうとよくない温泉もあるので気を付けましょう。
東京付近の飲める温泉
埼玉県にある秩父温泉満願の湯や神奈川県の湯河原温泉源泉上野屋などは温泉水の宅配を行っているので温泉に直接行かなくても温泉水を手に入れることができます!!
日本でも豊かな飲泉ライフを
温泉をうまく利用した習慣、飲泉。
飲泉の基準を満たした温泉を上手に生活に取り入れて豊かな生活へ。
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